英語を学び始めると「1th」や「2th」など、“全部thで良いの?”と疑問に思ったことはありませんか?
実は「1th」という表記は英語のルール的に絶対NG。でも、なぜこの間違いが多いのでしょうか?
この記事では、なぜ「1th」は使わないのかを英語の歴史・ネイティブの感覚・よくある実例や覚え方クイズまで徹底解説します。
1thはなぜ間違い?ルールだけじゃない“歴史的な理由”
英語で1番目を表すのは「1st(first)」ですが、「1th」という表現は英語圏に存在しません。
それはなぜでしょう?その理由は、英語の序数には“例外ルール”があるからです。
英語序数の語源コラム
「first(ファースト)」は古英語の「fyrst」という特別な単語が元。1番目は「one-th」ではなく、独自の言い方として歴史的に定着しました。
同様に「second(セカンド)」や「third(サード)」もラテン語や古い数え方が元で、“特別扱い”なのです。
「first(ファースト)」は古英語の「fyrst」という特別な単語が元。1番目は「one-th」ではなく、独自の言い方として歴史的に定着しました。
同様に「second(セカンド)」や「third(サード)」もラテン語や古い数え方が元で、“特別扱い”なのです。
- 1st(first)、2nd(second)、3rd(third)は独自の語尾が付く
- 4番目以降は「-th」を付ける(fourth, fifth…)
- 「1th」「2th」は歴史的にも英語には存在しない表記
ネイティブの反応は?1thはどれくらい不自然なのか
もし「1th」と書いてしまったら、ネイティブにはどう見える?
- 「あ、英語初心者のミスだな」とすぐ分かる
- SNSなら「お茶目なミス」として軽くネタにされることも
- 履歴書や公式文書なら信頼性ダウンのリスクも
実際に有名人のSNSや、海外ドラマの小道具で「1th」と書かれていて話題になったことも。
日常会話でも“違和感バリバリ”のNG英語と覚えておきましょう。
なぜ「1th」と書きがち?日本人のつまずきパターン
日本人に「1th」ミスが多いのは、日本語の感覚や学校教育が影響しています。
- 日本語は「1番目」「2番目」と“全部同じ語尾”
- 英語のルール解説がシンプルすぎて例外を覚えづらい
- 「4th, 5th, 6th…」など「th」の印象が強すぎる
そのため「全部thで良いはず!」と勘違いしてしまい、「1th」「2th」といった間違いが起こりやすいのです。
【図解】英語の序数表記ルールまとめ(1st, 2nd, 3rd, 4th…)
数字 | 序数(数字+語尾) | 英語(スペル) | 読み方 |
---|---|---|---|
1 | 1st | first | ファースト |
2 | 2nd | second | セカンド |
3 | 3rd | third | サード |
4 | 4th | fourth | フォース |
5 | 5th | fifth | フィフス |
6 | 6th | sixth | シックスス |
「1st, 2nd, 3rd」までが特別な語尾。
「4th」以降は「th」ルールで統一されます。
「4th」以降は「th」ルールで統一されます。
よくある“1th”誤用クイズに挑戦!
Q1. あなたならどちらを選ぶ?
A) I am the 1th winner!
B) I am the 1st winner!
→ 正解は「B」です!
A) I am the 1th winner!
B) I am the 1st winner!
→ 正解は「B」です!
Q2. 次の英文で正しいのはどっち?
A) Today is my 1th birthday.
B) Today is my 1st birthday.
→ 正解は「B」だけが正しい英語です。
A) Today is my 1th birthday.
B) Today is my 1st birthday.
→ 正解は「B」だけが正しい英語です。
「1th」と書くと英語として不自然になってしまうので、必ず「1st」を使いましょう。
語呂合わせで覚える!1st/2nd/3rd/4th…の簡単暗記法
- 1st … firstのstをセットで覚える
- 2nd … secondのnd
- 3rd … thirdのrd
- 4th以降 … 全部「th」
例えば「firstのst」「secondのnd」「thirdのrd」という風に、英単語の最後の2文字と数字を結びつけて覚えるとミスが激減します。
おまけの覚え方
「1(st)、2(nd)、3(rd)、それ以外は“th”で統一!」と声に出してみましょう。
子どもにも大人にも効果的です。
「1(st)、2(nd)、3(rd)、それ以外は“th”で統一!」と声に出してみましょう。
子どもにも大人にも効果的です。
まとめ|「1th」は一生使わない!知っているだけで差がつく英語力
「1th」という表現は英語圏では絶対に使いません。
理由は、歴史・語源・ルールすべてで「1st(first)」が定着しているから。
間違っても大丈夫、理由を知っていれば自信を持って「1st」を使いましょう!
- 英語の序数は、1~3番目だけ特別な語尾
- それ以降はすべて「th」ルール
- 正しい表現を覚えることで、英語に自信が持てる
もう「1th」で迷うことはありません。
今日から堂々と「1st」「2nd」「3rd」を使ってみましょう!
よくある質問(FAQ)
- Q. 11thや21stなど、“th”と“st”が混ざるのはなぜ?
- A. 「11th」「12th」「13th」は例外的に「th」を付けますが、
それ以外は数字の“下一桁”が1, 2, 3なら「st」「nd」「rd」になります。
(例:21st、22nd、23rd、24th…) - Q. 他にも間違えやすい英語表現はある?
- A. 「I am fine thank you and you?」や、a/theの使い分け、month/dayの順番ミスなども定番ミスです。
- Q. 英語の表記ミスがSNSで話題になることもある?
- A. あります! 有名人のツイートや、お店のPOPの「1th」誤表記が拡散されることも。
ちょっとした間違いが大きな話題になる時代なので注意しましょう。
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