今回は、そんな方のために、地元で知られる観賞スポットをまとめました。
場所ごとの特徴や見え方、アクセスのポイントもあわせてご紹介します。
花火は観賞位置によって迫力や雰囲気が大きく変わります。間近で大きな光と音を感じたい人も、少し距離を置いて全景を眺めたい人も、自分に合った場所を選べば楽しみ方がさらに広がります。
また、当日は交通規制や混雑が予想されるため、事前のルート確認や早めの行動が安心です。
開催概要と見どころ
「水都くらわんか花火大会」は、大阪府高槻市と枚方市それぞれの淀川河川敷を会場に開催される人気イベントです。両岸から打ち上げられる花火は迫力満点で、夜空と水面を鮮やかに染め上げます。
- 開催日:2025年9月21日(日)
- 時間:15:00〜20:00
- 打ち上げ:19:10頃〜約30分
- 雨天:小雨決行(荒天時中止)
- 駐車場:なし(近隣コインパーキングは数少なめ)
- 交通規制:あり
会場は高槻市・大塚地区と枚方市・枚方地区の2か所。賑わう会場で臨場感を味わうのも、少し離れて静かに観賞するのも、それぞれ違った魅力があります。
ダブル花火の迫力
この大会の特徴は、高槻市側と枚方市側の両岸から同時に打ち上げられる“ダブル花火”です。視界いっぱいに広がる光景は圧巻で、特にクライマックスの尺玉連発やワイドスターマインは、息を呑むほど美しい演出です。
また、水面に映る花火の反射も幻想的で、カメラマンや観光客の人気スポットとなっています。
間近で迫力を感じる観賞スポット
「せっかくなら大きな花火を間近で!」という方におすすめの場所です。人気エリアのため、17時頃までの到着が望ましいでしょう。
高槻・大塚の淀川河川敷
広い河川敷で遮るものがなく、真上に広がる花火を体感できます。屋台や音楽イベントが近くで行われ、花火とお祭りの両方を満喫可能です。芝生エリアがあるためレジャーシートを広げて観賞できますが、河川敷は夜になると足元が暗くなるので懐中電灯の持参がおすすめです。
ひらかたパーク(枚方市)
通常17時閉園ですが、花火大会当日は21時まで開園。昼間はアトラクションで遊び、夜は園内から花火を鑑賞する特別体験ができます。観覧場所によってはアトラクション越しに花火が見えることもあり、遊園地ならではの光景が楽しめます。ただし園内も混雑するため、入園は早めに。
バロー高槻店 屋上
徒歩25分の距離にあるスーパーの屋上。花火全体を見渡せる絶好の視界が魅力です。店舗内で飲み物や軽食を購入してから屋上に向かえば、時間まで快適に過ごせます。開放時間が限られる場合もあるため、事前確認がおすすめです。
枚方イズミヤ店 駐車場
徒歩約22分、広い駐車場から落ち着いて花火を観賞できます。比較的人が少なく、車でのアクセスもしやすい点が特徴です。観賞後はそのまま買い物や夕食が取れる便利さもあり、家族連れにも好評です。
静かに楽しめる穴場スポット
混雑を避け、落ち着いて観賞したい方におすすめの少し離れた場所です。
百済王神社
会場から約2.2km、高台にあるため見晴らし抜群。境内や周辺道路から、夜景と花火の両方を楽しめます。歴史ある神社で、観賞前後にお参りもできますが、駐車場は参拝者専用なので注意。
イオン高槻店 屋上
約4km離れた大型ショッピングモール。屋上駐車場から高い位置で花火を観賞でき、打ち上げ全体を視界に収められます。会場周辺の混雑や交通規制を避けたい方におすすめで、買い物や食事と組み合わせた過ごし方が可能です。
さつき丘北公園
枚方市の住宅街にある小高い公園。会場から2.4kmの距離ながら、高台から広がる花火を眺められます。遊具やベンチもあり、子ども連れの観賞にもぴったりです。
浜橋側道橋付近の公園
高槻市南平台5丁目周辺の公園で、河川敷に近く視界を遮る建物が少ないため、花火の全景を楽しめます。比較的静かな環境で、地元の人に愛されている穴場です。
目的別おすすめ観賞ポイント
- 迫力派:枚方市役所前交差点付近、淀川資料館周辺
- 見晴らし重視:イズミヤ裏の堤防、津田サイエンスヒルズ
- 自然派:山田池公園
- 都会派:梅田スカイビル展望台
有料観覧席について
ゆったり座って観賞できる有料席は、2025年7月中旬発売予定。
S席(1人用)4,000円、ペア席7,000円、ファミリー席10,000円〜。ローソンチケットやイープラスなどで購入できます。川沿い最前列に近く、迫力を存分に味わえる特等席です。
屋台・グルメの楽しみ
- 高槻側:たこ焼き、焼きそば、りんご飴など定番メニューに加え、地元B級グルメや韓国フード(チーズハットグ、キンパなど)が並びます。
- 枚方側:キッチンカーやクラフトビール、おしゃれスイーツが楽しめます。ファミリー向けの縁日コーナーもあり、子ども連れでも楽しめます。
混雑対策とおすすめ到着時間
- 到着目安:17時までの到着が理想
- 駅混雑ピーク:京阪枚方市駅は18時頃から混雑、帰りは終了直後〜21:30頃までピーク
- 道路渋滞:16時頃から混み始め、終了後〜22時頃まで続く傾向
公共交通+徒歩の組み合わせが無難です。車の場合は離れた場所に駐車し徒歩移動を。
交通規制情報(2025年)
枚方エリア
時間:17:00〜22:00
府道13号線(かささぎ橋〜枚方大橋南詰)、国道170号線バイパス付近、市役所周辺が通行止めになります。
高槻エリア
時間:18:00〜21:00
中消防署五領出張所〜鷺打橋東詰の堤防沿い道路が車両通行禁止になります。
まとめ
水都くらわんか花火大会は、観賞場所によってまったく異なる魅力を楽しめるイベントです。両岸からのダブル花火、屋台グルメ、高台からの夜景、静かな穴場──どれもこの大会ならではの楽しみ方です。
事前準備と早めの行動で、秋の夜空に咲く大輪の花火を心ゆくまで堪能してください。