2025年の大阪・関西万博は、6か月間にわたる大規模イベントです。梅雨の季節や突然の雨でも、せっかくの機会をムダにしたくないですよね。
そこで、雨の日でも快適に楽しめる屋内パビリオンを5つご紹介します。展示内容の濃さだけでなく、雨の日ならではの楽しみ方や滞在のコツも併せてお届けします。
おすすめ屋内パビリオン5選
1. ドイツ館|五感で体験する“未来の移動”
インタラクティブな映像体験やAR技術がふんだんに使われたパビリオン。来場者の動きに連動する演出や、振動・音・光の三位一体となった仕掛けが特徴です。雨でも安心して全工程を楽しめ、特に子ども連れに人気です。
- 所要時間:約30〜40分
- 待ち時間:比較的少なめ
- ポイント:音響と振動が融合した未来的な演出、雨に濡れずに座って体験できる設備もあり
2. オーストリア館|自然とテクノロジーの融合空間
森をイメージした館内は木材をふんだんに使用し、ナチュラルな香りに包まれた癒しの空間。気候に関係なく一定の湿度と温度が保たれており、リラックスしながら未来のエネルギー技術やサウンドインスタレーションを体験できます。
- 所要時間:約20分
- 混雑傾向:比較的空いていて穴場
- おすすめ:自然の癒しを感じながら小休憩にピッタリ、カップルやシニア層にも人気
3. 日本政府館|AI×文化の最新展示
最新の人工知能と日本の伝統文化が融合した展示は必見。リアルタイムで変化するプロジェクションマッピングや、来場者の反応に応じたインタラクティブな演出は、雨の日でもじっくり鑑賞できます。
- 所要時間:約45分〜
- 混雑度:やや多め。事前予約推奨
- ポイント:日本の魅力を未来技術で再発見。フォトジェニックな展示も多くSNS映え狙いにも◎
4. 企業館「パナソニックグループ」|未来の暮らしをリアル体験
スマートホーム、エネルギー効率の高い住宅、家庭用ロボットなど、未来の暮らしを支える最先端技術を体験できるエリア。濡れた靴でも滑りにくい床材を採用し、雨の日も安全に館内を歩けます。
- 所要時間:約30分
- 雨対策:フロアマットやベンチスペース、傘置き場など完備
- おすすめ:実生活に直結する技術を体感できるので、家族連れやビジネスパーソンにおすすめ
5. コモンズ館(EXPOコモンズ)|自由に過ごせる市民交流空間
映像展示やワークショップ、カフェスペースなどが一体になった複合施設。天候を気にせず座って過ごせる場所が多く、混雑を避けたい時や小さな子どもの休憩にも最適です。雨の日でもリラックスできる工夫が随所にあります。
- 入場自由:事前予約不要
- 長居できる:ソファ席やクッションスペース、授乳室も併設
- 子ども向けイベントも随時開催中:体験型ブースやワークショップも豊富
雨でも安心!屋根付きの移動ルートとは?
万博会場はとても広大で、雨の日の移動には不安もつきもの。しかし、以下のような屋根付き通路や濡れにくいルートが整備されています。
- メインゲート~コモンズ館間には屋根付き歩行路があり、風雨にさらされず安全に移動可能
- 一部ゾーン間には動く歩道+ガラス屋根が設置され、疲労軽減にも役立つ構造
- 多くのパビリオン周辺は屋根付きのベンチや待機スペースがあり、突然の雨でも安心して一息つける
また、通路には排水性の高い床素材が使用されており、水たまりによる転倒リスクも軽減されています。特に小さな子ども連れやご高齢の方は、こうしたルートを意識して回るのがおすすめです。公式アプリでは雨天時に便利なルート案内も提供されているため、活用するとよりスムーズに行動できます。
雨の日の持ち物チェックリスト
雨の日でも万博を快適に楽しむためには、事前の準備がとても大切です。
以下のチェックリストを参考に、忘れ物のないようにしましょう。
必須度 | アイテム | 理由 |
---|---|---|
◎ | 折りたたみ傘 or レインコート | 移動時の必需品。傘NGエリアもあるためレインコートが便利 |
◎ | 防水スニーカー・滑りにくい靴 | 濡れた床での転倒防止に |
○ | 替えの靴下・タオル | 雨に濡れた時の対策。冷え防止にも役立つ |
○ | ビニール袋 | 濡れた衣類や荷物を収納するのに便利。複数枚あると安心 |
○ | モバイルバッテリー | 地図アプリや電子チケット管理のため、充電切れ防止に必須 |
△ | 防水ポーチ | スマホや貴重品を濡れから守る。小雨時の移動にも重宝 |
雨の日の効率的な回り方のコツ
雨の日は天候によって来場者の動きが変わるため、時間帯をうまく活用することでより快適に過ごすことができます。
時間帯 | 混雑傾向 | おすすめアクション |
---|---|---|
開場~10:30 | 比較的空いている | 日本政府館などの人気パビリオンを最初に攻略。予約なしで入れる場合もあり |
11:00〜14:00 | 混雑ピーク | 昼食をとりつつ、混雑の少ないオーストリア館やコモンズ館でのんびり過ごす |
14:00〜16:00 | 徐々に緩和 | 午後の穴場を狙って体験系パビリオンへ移動。おやつ休憩にも◎ |
夕方以降 | 比較的落ち着く | フォトスポット巡りやおみやげ購入に最適。夜のライトアップも楽しめる時間帯 |
ポイント:
- 開場直後は気温も湿度も低めで動きやすく、午前中の屋内展示はおすすめ
- ランチは混雑を避けるために早めの時間を狙うのがベター
- 夕方は比較的空いているため、記念撮影やショッピングにも余裕を持って行動可能
雨の日こそ“限定グッズ”も要チェック!
実は、雨天時ならではの限定グッズやサービスが用意されているパビリオンやショップもあります。
- ドイツ館:雨の日にだけ配布される特製ポストカードやステッカー
- EXPO公式ショップ:防水仕様のグッズ(スマホカバー、バッグカバー等)が割引販売される日も
- フードコート:寒い日限定で提供されるホットドリンクやスープメニューが登場
天候を逆手に取って「雨の日だけの特別な体験」を楽しむのも、万博の魅力の一つです。
子連れ・高齢者にもやさしい雨の日の配慮
大阪万博では、年齢を問わず誰もが安心して楽しめるよう、雨の日に配慮された設備やサービスが充実しています。
- 各パビリオン周辺には多目的トイレ・授乳室を完備
- 移動にはエレベーター・スロープが各所に設置され、段差の少ない構造に
- 無料レンタル傘・傘干しラックが会場内の複数箇所にあり、急な雨にも対応
- ベビーカーの貸し出しや車椅子の無料レンタルも実施
また、インフォメーションセンターでは子ども連れやシニアの方を対象とした「優先案内」も行っており、混雑時でも安心して楽しめる工夫が随所に見られます。
まとめ|雨の日こそ“室内体験”を満喫しよう
雨だからといって、万博を諦めるのはもったいない!むしろ、屋内パビリオンは静かで快適、かつ展示内容も濃く、天候に左右されない魅力にあふれています。
上手にルートと時間帯を選べば、雨の日こそ快適で印象深い一日にできますよ。雨の中だからこそ出会える展示や空間を、ぜひ体感してみてください。