皆さんは、汗をかいたときに衣服が白く変色することに悩まされたことはありませんか？
汗の発生を完全に止めるのは難しいですが、汗ジミを目立たせない方法や取り除く方法についてお話します。
まず、汗に含まれる塩分が衣服に残るのは自然なことですので心配はいりません。
汗ジミを目立たせない服の選び方
汗で服が白く変色するのは避けたいものですが、汗を完全に止めるわけにはいきません。
そのため、運動をするときや多く汗をかく場面では、予備の衣服を持参するのが良いでしょう。
もし予備の衣服を用意できない場合は、こまめに汗を拭き取り、服が汗を吸収する量を減らすことが大切です。
また、直接肌に服を着るのではなく、インナーを着用するのも効果的です。インナーが汗を吸収してくれるため、外側の衣服への影響が軽減されます。
さらに、白や明るい色の衣服は汗ジミが目立ちにくく、塩分が付着してもそれほど気になりません。
汗による塩分蓄積とその除去方法
汗をかくと衣類に塩分が残りますが、通常の家庭用洗濯で除去可能です。
洗濯が困難な素材の場合は、プロのクリーニングをお勧めします。
汗には塩分以外にもたんぱく質や尿素などが含まれることがありますし、制汗剤の残留物も衣服を白くする原因となることがあります。
【洗濯方法】
1.約40度の温水を入れた大きな容器に衣類を浸します。
2.洗濯用洗剤を溶かし、衣類を5分間浸けます。
3.優しく手洗いした後、2〜3回すすぎます。
4.最後のすすぎ水に酢やクエン酸を少量加えます（これが柔軟剤としても機能します）。
5.脱水後、自然乾燥させます。
外出先で衣類に突然塩分が付着した場合は、湿らせたハンカチやタオルで軽くたたいて塩分を薄めると良いでしょう。
過度に濡らしすぎないことが重要です。
汗に含まれる塩分の詳細
汗の99%は水で、残りの成分は主に塩分です。
汗が乾燥すると塩分が結晶化し、衣類に白い跡を残すことがあります。
良い汗と悪い汗について
・良い汗: 汗腺の機能が正常で、汗が皮膚表面に出る前に体内に戻るタイプ。
・悪い汗: 汗腺の機能が低下しており、塩分が皮膚表面に残り、衣類に塩分が蓄積するタイプ。
悪い汗をかいている場合、運動不足や冷房の効いた室内での長時間滞在が原因かもしれません。
これらの生活習慣を改善することで、汗腺の機能を正常化し、良い汗をかくようになるかもしれません。
また、大量に汗をかいた場合は、体内成分を戻すスピードが追いつかず、塩分排出が増えることもあります。
まとめ
汗の成分には多量の塩分が含まれており、それが衣類を白く見せる原因となることがあります。
汗をこまめに拭いたり、適切なインナーを着用したり、色の明るい衣服を選んで対策していきましょう。
